この言葉を歌って降誕日の聖餐を始められる喜びは、降臨節にこれを禁じてきた私たちにとってひとしおです。私たちはまた、花と、チャントと、お香と、ベルをも節制して今日を待ってきました。それは自分たちの五感を一杯に使って今日、神の受肉の喜びを感じるためです。
その喜びを荘厳に歌い出す「大栄光の歌」はしかし、ヨーロッパの美しい大聖堂で何十人の合唱隊が歌い始めた歌ではありません。実は中東のまさに「荒野の果てに」暗闇で羊飼いが聞いた調べだったのです。羊飼いは、汚れた動物や屍に触れ、人の土地を放牧で横切り、律法遵守ができず、人口登録の対象にさえならない社会から排斥された「人間以下」の存在でした。
この羊飼いに神は救いの知らせを真っ先に届けました。それは単なるお情けではありません。それは神の栄光のためでした。神の栄光とは、最も「身分の低い人を引き上げ」ることから始まり、全ての人を最も人間らしくすることです。
神の栄光は最も人間らしい人間。それがイエスさまです。最も人間らしい人間として、愛して愛して愛し抜く人生を生き、それを通して最も神らしい神を示された。そして自らの受肉と受難と復活の生涯の中で人間を成就し、今度は自らが羊飼いとなって私たちを永遠の平和に導いてくださるのです。さあ、喜ぼう、人間らしく。
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自己紹介
- ヨハネ荒木太一
- 大津市, 滋賀県, Japan
- 聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。
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