遠くからの神
「わたしは遠くからの神」(エレミヤ23:24)
「神はあなたの近くにいる。あなたはそのままで愛されているよ。」そう語るのに慣れた私には、違和感と衝撃だ。神からどれだけ遠くに逃げて隠れたつもりでも、神は私を見つけ。そして「火と石鎚」の言葉で、神は遠くから審く。
預言者エレミヤはこう言って、国の滅亡が近づくのに「平和だ」と嘘をつく偽預言者を批判した。偽りの平和では、神からは逃げられない。
イエスも「火を投ずる。」そして「平和でなく分裂が家族に起こる」と言われた。これは「信仰があれば家族関係を悪くしても良い」と許可していない。救いに備えるための審きだ。偽の平和が暴かれ、本当の弱い自分が顕わにされる。
死が近いなら、それを知ってよりよく生きたい。
イスラエルの国はそして滅びた。だが神は驚くべき方法で神の国を新たに起こされた。それは神ご自身が、人間の罪と死と闇の真相を引き受け、神から最も「遠く」離れた十字架での死に至るまで忠実を尽くされた。審きを受けられた。そして新しい命に復活し、ニセの平和を遥かに超えた真の平和をお与えになる。これを主は「わたしが受けねばならない洗礼」と呼ぶ。
信じよう。どこまで遠くに逃げて隠れても、神は私たちを必ず見つけ、真の平和に導かれる。