ホーム
/
その他 /
赦して自由になる 「お前を憐れんでやったように」マタイ18.33 (A年特定19)
2017/09/17
ペトロも私たちも怒りが込み上げてきます。「こんな憐れみ知らずの人がいていいのか!!」。 六千億円という途方も無い借金をした家来は、愛する家族もろとも人身売買に出される寸前でした。それを「どうか待って下さい、必ず返します」と家族のためにも必死で願う姿を主人は憐れみ、驚くことに借金を帳消しにして頂いたのです。どれだけ嬉しかったか。 しかし男は外に出た瞬間に憐れみを忘れて、百万円を貸した他の家来の首を絞めます。「金を返せ。」そして「どうか待って下さい、必ず返します」と同じ言葉で願う相手を投獄したのです。それを知った主人は怒って家来を投獄しました。「返せるまで」つまり永遠に、、、。
イエスさまが訴えてきます。「あなたも同じじゃないか。赦された憐れみを忘れ、仲間の首を絞めていないか。何回赦せば、と復讐の条件を求めず、七の七十倍、つまり無限の赦しを実践しなさい。借金を取り立て合う人間関係より、赦し合う人間関係を選び取りなさい。赦すことであなたがたは自由になる。過去から、憎しみから、愛のない自分たちから。
そして赦しの共同体となる。わたしの赦しの血を回し飲み、赦しの教会になってくれ。」