約束
「あなたの子孫はこのようになる」(創15:5)
「信じれば義と認められる、救われる。」(創15:6,ロマ4:24)この約束にすがりついて私は洗礼を受けた。自分の中には何の意味も見えない「真夜中」だ(ルカ12:38)。だが神は約束する。洗礼の先には自分より大きな意味がある、と。
75歳のアブラムは「子孫を与える」という約束を疑い、その不成就を嘆いていた。魂の暗夜だ。そこで主は彼を「外に連れ出し」無数の星を見上げさせた。「あなたの子孫はこうなる。」(創15:5) 小さく暗い自分から「外に連れ出し」、神の約束の無限さと確かさを見せた。「あなたはわたしの大いなる約束と成就の始め。あなたを地上の全氏族を祝福に入らせる器に用いる。」
そしてアブラハムとの約束を神は成就された。独り息子の命で。イエスは全人類の罪と死を担い、死に至るまで約束を誠実に果たされた。そして復活し、聖霊によって全ての人を赦し、ご自分に結び合せてアブラハムの子孫にし、神が初めから用意された神の国の祝福に入れる。
アブラハムの約束はあなたの内で成就した。イエス様との交わりが成就した。そして人を祝福に招く約束を果たすため、主はあなたをも用いられる。小さく暗い自分から連れ出され、無数に輝く神の約束を成就する器に、して頂こう。