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一緒に祈ろう! 「執り成す人がいないのを驚かれた」イザヤ59.16 (B年特定25)
2018/10/28
神学生の頃、自分の霊的な暗闇を告白したとき、ある兄弟は「一緒に祈ろう」と言って実際に祈ってくれた。とても嬉しくて、光がさした。
バビロン捕囚からの解放後、理想を胸に帰郷した民はしかし、貧困と内部分裂によって神殿再建もままならない。苦しい現実にぶつかり民は腐った。裁判を歪め、貧しい者を虐げ、神に背き、祈りさえ忘れた。神の公正と正義の光が失われ、民全体が目の見えない闇に包まれた。
この民に主は語りかけた。「わたしの民に執り成す人、一緒に祈る人が一人もいないとは。(59:16)わたし自らが執り成し、わたしの腕によって公正と正義の光を輝かそう。」私たちのために執り成す神の腕、それがイエスさまだ。
救いの行列が出る城門で、盲人バルティマイは叫んでいた。「憐れみをお与え下さい、キリエ・エレイソン!」人々は一緒に祈らず叱りつけた。「黙れ。お前に光はない。」しかし、イエスさまはこの見えない人の願いを執り成そうとして呼ばれた。「あの男を呼べ。」そして病を肩代わりして光を与えた。一緒に祈ったのだ。
人となった神は、私たちを執り成して、死なれた。そして復活し、今も私たちを執り成しておられる。「よし、あなたと一緒に祈ろう」と。