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契約を知る喜び --「主こそ神であり、ほかに神はいないということを示され、知るに至った」申4.36 (復活節第五主日)
2018/04/29
捕囚の苦しみにある民は、神との仲介者モーセの言葉に希望を聞いた。「神を知った喜びを思い出せ。あなたたちは神がエジプトの奴隷から救い出し、シナイ山で契りを結んだ民だ。決して切れない絆だ。うろたえるな。神の他に救いを求めるな。あなたの神を知れ」と。
現代の私たちも、司祭であっても、不安や恐怖に駆られると神との絆から離れ、この世的な手っ取り早い解決を欲する。だが人間の作る解決は罪と死を避けられない。逆に神との絆が産む平和は、永遠の命に満ちている。
「弁護者、真理の霊」である聖霊が私たちに教える真理とは、イエスさまご自身との絆、契り、契約だ。イエスの内に、神ご自身が神と人を仲介し、結ばれた。「あなたはわたしの十字架の苦しみに結ばれて神に赦された。そして、わたしの復活に結ばれて死を超える神の命の契約に入ったのだ。もう他を探すな。」
神はあなたを知り、あなたは神を知った。神との契約を深く知れば、その喜びでこの世の見方と生き方が変わる。さぁ今日ここで、主イエスの赦しの杯を飲み、神との契約を私たちに刻み、私たちを神の命に刻んで頂こう。