「一緒に教会に行ってみない?」信徒一人が友人にそう言う。これが今年の当教会の宣教活動「招待の日曜日」です。子供でも言えるこの一言、非常に難しく勇気が要ります。「嫌だ」と言われたらどうしよう。カルトと思われたら、友情にヒビが入ったら、、、。今は誘うべきじゃない、誘うべき人じゃない。言い訳が湧き出てきます。
なぜ私は、自分の宝である教会に友人を誘うことを尻込するのか、、、。それは、恐怖です。人から断られ、拒絶され、否定されるのが怖い。恐怖感が福音宣教の足枷になっています。
ローマ帝国に否定され殺されていく信徒を聖書のイエスは励まします。「人を恐れるな。どれだけ否定してもあなたの魂は滅せやしない」。
それより警戒すべきは魂を滅ぼす悪魔。神の子らしさを封じ込め、恐怖で人を縛る悪魔。恐怖心から友人を神に招待させない悪魔。「悪からお救い下さい」とイエスが祈り勝った敵です。父はこの敵から必ずあなたを救うと約束し、事実、主の復活によって悪魔に打ち勝たれました。
慈悲の父に対しては恐れではなく、全幅の信頼と安心を寄せる。そうして初めて私たちは、拒絶の恐怖から解放されて、神への賛美を歌うのです。雀よりはるかに大切な、神の子として。