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「飼い葉桶に寝かせた」ルカ2:7 (A年降誕日)
2016/12/25
皇帝が人から税金を取りあげるための人口登録のせいで、マリアは馬屋で出産しまし、「何にもないけどせめて柔らかい寝床を」とその子を飼い葉桶に寝かせました。
飼い葉桶。それこそ神の救い主のしるしだ、と天使は荒野の羊飼いに告げました。そして実際に発見して、喜び歌いました。
飼い葉桶は牛馬を養う餌の箱です。牛馬は農家にとって大切な存在。だから馬屋で雨風から守り、十分に養い、翌日の働きのために休ませます。その食料箱の中にいることが救い主のしるしだと言うのです。
神は人から取り上げるのではなく、与える存在です。ご自分の命を与えようと、自ら人間となられた存在です。どれだけ傷つけられても、十字架で腕を広げ、復活して命に溢れ、ご自分の命を与える存在です。
そして今日も、教会の聖餐で、私たちにご自分を与えられます。パンとワインの見える形になって、私たちの見える体と生活の中にご自分を与え続けてくださいます。
祭壇こそ主が命を与える飼い葉桶。私たちの体こそ主の命が宿る飼い葉桶です。