
「なんでやねん!」と怒り心頭な結末の譬えです。どの時代にも横領や不正を働く者はいます。だからこそ政治家や牧師や信仰者には、金に対して潔癖な程の公正さが期待されます。それなのにこの譬えの主人は、財産を不正に扱った管理人をほめたのです。なぜなのか?
管理人は横領が告げ口され、クビになること知ります。この切羽詰まった危機に、彼は使える金と関係と知恵の全てを用いて自分を家に迎えてくれる友達を作ります。主人の借用書を勝手に軽減して書き換えさせ、恩を売ったのです。不正の上塗りです。しかしそれが分かったとき主人はほめました。与えられた全てを用いて危機を乗り越える、現実的なしたたかさを「不正な者ながらアッパレ」と。
「不正な者でさえ与えられた全てを用いて危機を乗り越え、現実的にしたたかに生きる。では神の子であるあなたたちは、なおさら現実的に、全てを用いて神の友、教会の友達を作り、イエスを家に迎える者を作りなさい」と。
神は天から出て、人間の現実を全て用いて人間を救います。この神は私たち弟子に「宗教に逃げず」、現実的にしたたかに、持てる全てを用いて神の友を作って欲しいのです。