ホーム
/
その他 /
「費用があるかどうか」ルカ14:28 (C年特定18)
2016/09/04
上野聖ヨハネ教会の信徒は頑張って献金をささげ、見事に新しい牧師館を建てました。この実現に必須だったのは、会計さん中心に組んだ予算でした。「まず工事してから考えよう」では貯金がなくなった時点で工事終了です。または、返すあてのない借金に苦しむことになったでしょう。
予算を組むとは「費用を計算して、それを支払う覚悟をする」ことです。「何があっても完成させるぞ」という意志の表れです。だから最初の計画と違ってきても、それはそれで補正予算を組み直し、覚悟し直します。
確かに救いは無償です。行為で獲得できません。しかし弟子の人生を完成させるには費用がかかります。支払うのが嫌になったから、苦しいから、都合が悪くなったから、といって弟子の人生の建設放棄を主は望まれません。
弟子を完成させる建設費用は自分自身です。自分の命を使い切る予算を組み、覚悟する必要があります。覚悟できるようにと、主イエス様は自らを隅の親石となさいました。あなたを愛する費用として自分を使い切る覚悟をし、実際死なれました。復活の命に生かされる弟子の人生はその上に建てられるのです。
今一度、イエスの弟子としての自分を完成させる予算を組み、覚悟をして、生活しよう。