これが公約でした。実現しない政治家のそれではなく、神が必ず実現させるキリストの公約。
「旧約の預言者イザヤの時代から何百年もの間、神の民が待ち続けてきた油注がれたお方、キリスト。それはこのわたしだ。もう待つのは終わりだ。捕らわれ人を解放する神の解放者はこのわたしだ」そうイエスさまは礼拝中に聖書の言葉を朗読しつつ宣言されました。その朗読する生の声を聞いた人は喜び驚きました。「今、ここに、目の前に、ついに神の解放者が現れた。私達は、この方によって解放されるのだ」と。
そしてイエスさまは実際に全ての悪や悪霊からの解放、病や障害や死からの解放、そして罪からの解放、つまり赦しを成し遂げていきます。
あなたは何からの解放を神に期待しますか。
「あなたのために流された主イエスキリストの血。」受洗後すぐの私には、聖餐式で司祭にそう宣言してもらうのが、一週間で一番大切な出来事でした。当時の私は「自分は何のために誰のために生きるのか」全く見失って、救う力のない自分自身の孤独の牢屋に捕らわれていました。だからこそ「あなたのために」という宣言は、私の孤独を破り、神と人との交わりへと解放する宣言隣ました。喉とお腹でじーんと感じたのは、こんな自分を自分より大きい神と人の交わりに入れて下さる「神の解放感」でした。
さあ今日もここで、解放者の声を聞こう。
