なんであんなことされんだろう?いつもさわいでわらってるあいつら。あそびのつもりだろうけど、こっちはぜんぜん、たのしくない。きょうボクが、じぶんのせきにすわったら、みんながボクのせなかをみてクスクスわらう。へんだな、ってトイレのかがみでみると、せなかにピンクのえのぐがべっとり。「あっ、、、。」いっしゅんで、かおもこころもつめたくなった。あいつら、イスにえのぐをつけてたんだ。
そのひはもう、クラスがつらくてつらくて、たえられなかった。なんでこんなことされるんだろう。ボクがすこしかわってるからなのか。もうこれいじょう、ガンバレない、、、。そのひはもうクラスにかえらなかった。そのまま、いえに、にげた。そしておかあさんにいった。「もうがっこういきたくない、、、。」おかあさんは、なきながらボクをだきしめてくれた。
つぎのひもクラスにはいれず、ほけんしつに、にげた。でもほけんのせんせいは「ガンバレ」っていわないでくれた。「いいよ、ゲンキになるまで、いつでもここににげてきて、いいんだよ。」
ぼくには、かみさまのことばのようなきがした。「にげなさい。つらくてしかたがないときは、いそいでわたしのところへにげなさい。あなたはわたしのたいじなこども、わたしがあなたをかならずまもる。だから、にげてきなさい」。
もうガンバリきれないほどつらいとき、かみさまが、あなたのさいごの「にげば」です。
