あの方は何のために死んだのか。その答えが「借金返済」という表現です。「身代金」や「贖い」とも訳されてきたこの言葉は当時、貧しくて土地や自分を身売りしてしまった者を、身内が買い戻すための払う返済金のことでした。
「自分の欲と失敗のせいで、もう到底返せない借金地獄に陥ってしまった。そうして私はついに自分自身を売って奴隷となって苦しんでいた。その私の替わりにあの方は全財産を売り払い、それだけでなくご自分の、父上に愛された宝物のような命そのものを、借金返済にあてて下さった。そのおかげで私は今、借金苦から自由になり、たたただあの方への感謝とご恩だけに生かされている。」そのような思いで、主の人に仕える死を「借金返済」に譬えたのです。
ただし自由にされた人たちは恩を忘れて散り散りにさらず、身請けして下さった方に属する者となります。ただただ感謝とそのご恩によって個人と個人が結び合わされて、共同体となります。杯を交わします。この共同体は「自分は一人でも天国に入る」ような地位を求める個人の集まりではありません。あなただけではなく「多くの人の替わりに」あの人は命を払われたのです。教会は互いに仕え、教会外で神の福音を求める「多くの人」に仕えます。その人のためにも、主イエスは命を支払われたのですから。
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自己紹介
- ヨハネ荒木太一
- 大津市, 滋賀県, Japan
- 聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。
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