「なぜこんなことをしてくれたのです」ルカ福音書第2章52節 (B年降誕後第二主日) 

2015/01/04

 家族が集まる機会です。最初はいいけど段々みんなワガママ言いたい放題、したい放題で、「もう早く帰りたい、、、」なんてことにもなりえます。「聖家族」なんて祈るけど現実の家族はそんなに綺麗じゃない。親が子に思いを押し付けたり、子は親に反発したり、兄弟は違いを認め合えなかったり、、、。
 本当の「聖家族」はどうだったか、というと実はまったく、俗から離れた「聖」ではありませんでした。親族行事の神殿参りの帰り、12歳になった息子は神殿に単独行動に出て、一人神殿に残ります。それを知らずに1日分歩いた両親はもう顔面蒼白でイエスを探し回ります。どこ? どこ? 親族の誰ともいない。そして神殿まで帰って探せば、なにやら学者たちと聖書論議をしている。
 マリアは怒りをぶつけます。「なんちゅうことしてくれるんや!あんた、親にどれだけ心配かけたか分かってんの!もうっ!」 怒りまくる若いママの鼻息が聞こえてきそうです。そして息子の答えがまた反抗的。「わたしが自分の父の家にいるのは当たり前だ。」その場で平手打ちにしなかったのは、マリアが思い出したからでしょう。この子は処女のまま聖霊によって宿した神の子だったと。
 そして18年後イエスが同じエルサレムで殺されて復活し、天へと昇った時、マリアはこの出来事と言葉を思い出したでしょう。「ああ、やっぱりあの子は神の子で、本当に天の父の家に帰ったんだ」と。
 「なんでうちの家族はいつも、、、」という家族の現実の只中で神の子は生まれ、育ち、暮らしました。それはわたしたちが家族の現実の中でイエスに出会い、イエスと共に天の父へと導かれていくためです。

このブログを検索

そのほかのメッセージ

ラベル

復活 神の愛 十字架 聖餐式 祈り 信仰 受肉 聖霊 イエス 神の国 赦し 三位一体 癒し アッバ 変容 悔い改め キリスト クリスマス 委ねる 弱さ 恵み 救い 昇天 神の子 羊飼い 自分らしさ ぶどう園 アブラハム ゲセマネ 兄弟姉妹 出エジプト 勝利 召命 奉献 悔い改め、荒れ野 悪霊 悪魔 放蕩息子 教会 洗礼 洗礼者ヨハネ 解放 イスラエル インマヌエル ゲッセマネ マリア 創造主 喜び 大祭司 奇跡 嫉妬 子ども 宣教 幸せ 弟子 忍耐 感謝 礼拝 神の支配 自由 行い 誘惑 過ぎ越し 陪餐 食卓 Being うつ かみのくに からし種 み名 み心 アダム エリヤ カナ ガリラヤ サマリア人 ザアカイ スキャンダル タラントン タリタクム パン裂き ピスティス ペテロ ペトロ マルタ メシア ヤイロ ユダ ユーカリスト ラザロ 不安 不正な管理人 主の祈り 今ここに 仕える 伝道 信頼 偶像 共感 再創造 再臨 十戒 原罪 受容 受肉、似姿 受難 境界線 天国 奉仕 契約 婚宴 安息 審き 希望 平安 律法学者 従順 忠誠 憐れみ 懺悔 成就 戒め、山上の説教 承認欲求 招き 教会愛 新しい創造 最後の晩餐 栄光 楽園 権威 歴史 毒麦の譬え 洗足式 清い 灰の水曜日 無力 父、三位一体 独り子 現存 生きる意味 病い 真理 祝福 神の家 神の言葉 神化 神殿 祭司 種蒔き 絶望 聖書 肉体 自己肯定 苦しみ 苦難の僕 被献日 裁き 見失った羊 覚悟 親密さ 観想 記憶 試練 誓約 誠実 譬え 財産 貧しい人 貧しい人、共有、復活 賛美 賜物 賢明さ 躓き 身代金 迫害 追放 重荷 障害 静けさ 飢え 養い

自己紹介

自分の写真
大津市, 滋賀県, Japan
聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。

日本聖公会京都教区 大津聖マリア教会

Wikipedia

検索結果

コメント

名前

メール *

メッセージ *

Tags

QooQ