わたしはこの岩の上にわしの教会を建てる (A年特定16) マタイ16.18

2014/08/24


「ペテロの葬列」というTVドラマの中で、ペテロは「悔い改めた者の象徴」とされています。三度も主人を裏切ったが、悔い改めた後は殉教するまで忠実だった。誰もがペテロだ、として黒と白が入り交じる灰色の人間像が描かれます。
 マタイ福音書のペテロもまた、完璧な「聖人」からは程遠い、黒と白が入り交じる灰色の人間でした。先々週の箇所では水の上を歩くほどイエスさまを信頼する勇気を持ち、今週の箇所ではイエスさまを「あなたはメシア、生ける神の子」とする信仰を立派に告白し、イエスさまから岩(ペトロ)という名前をもらい「この岩の上にわたしの教会を建てる」とまで約束された人です。
 しかし他方でこの直後に「メシアは十字架刑で死ぬ」定めを理解せず、イエス様からサタン呼ばわりされて退けられます。またゲッセマネでは「目を覚ましていてくれ」と願われたのに、眠りこけてしまいます。そして裁判の夜にペテロは三度、しかも嘘の誓いを立ててまでイエスさまとの関係を否認し、愛するお方よりも自らの安全を優先してしまう人間だったのです。
 なぜイエスさまは教会の岩(ペトロ)つまり基礎として、他の賢く安定した強い人ではなく、こんな不安定で弱い男を選んだのでしょう、、、。
 それは、今度はわたしたち自身がペトロとして、人間の不安と弱さを逃げずに抱え、しかしそれでも諦めずにイエスさまに頼って、隣人を自分のように愛していくため、そう私は思います。

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聖公会京都教区の司祭です。大津聖マリア教会勤務です。うつ当事者として自助グループ「マ・カタリーナ」の世話人もしています。リンクをご覧ください。

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