ホーム
/
その他 /
「大切なのは、、、成長させてくださる神です。」1コリント3:7 (A年顕現後第六主日)
2014/02/16
「自分達は霊的知恵に満ちている」と誇る過ちをパウロは厳しく正します。十字架のキリストの「霊」を受けたのに、互いを愛し合わず、逆に争い合う者は、霊的どころか自分勝手な欲望のままに生きる肉的な動物じゃないか。霊的な糧を食べられない赤んぼうじゃないか、と。
背後には「教会は自分勝手に判断して良い人間の活動、よくてボランティア団体」という間違った教会理解があります。この人間中心の教会理解ゆえに、「アポロ派、パウロ派」と教会内で勝手に自分の分派を作ってしまう。人間の活動でしかない、と思っているので、互いの争いを超えて愛し合うことができないのです。
それに対してパウロは言います。「人間に働きかけ、教会を成長させるのは神ご自身。パウロもアポロも、それらの人間を神は用いて働く。わたし達は、この働く神の忠実な僕なのだ。」自分勝手に信仰を押し付けるのではなく、人に働きかける神に仕える僕、「働く者」に過ぎません。
一人一人異った役割で良い。愛という神様の収穫のため、皆一つになって仕える僕なのです。
イエス様は神に仕える僕でした。人々が愛し合う共同体となるため、自分を無にして仕え、命を与える僕です。教会とはこのお方が働く畑なのです。成長させて下さる神の存在を、自分の教会生活の内に信じよう。この神に仕えよう。