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「夫ヨセフは正しい人であった」マタイ1.19 (A年降誕日前夜)
2013/12/24
兄弟姉妹のみなさま
人を救うため、神が一人の人となられた時、踏みにじられるような苦しみをした「正しい人」がいました。ヨセフです。婚約者がどこかで妊娠してきたからです。
正しく生きたいヨセフは、どれだけ悔しかったか。どれだけ怒りで狂いそうだったか。律法に正しくあれば、離縁は当然のこと、マリアは姦淫罪で石打ちの死刑です。
しかし彼女は真っ直ぐな瞳で主張します。「この子は聖霊によって宿った、、、。」天使は「その名はインマヌエル、神は我々と共におられるの意味」だと告げます。苦しんだ末にヨセフは「正しい自分」を折り、砕き、無にして、本当に謙遜な心で、神の子の受胎を認めたのです。
神が人として生まれる、、、それは神がご自身をり、砕き、罪深いわたしたちを受け容れて下さった出来事です。だからこそ、この喜びを受けようとする者は誰でも、自我が砕かれるのです。苦しいことです。しかし、そうして初めてわたしたちは、受肉の救いを受け取るのです。
ご降誕のキリストが、あなたと共におられますように。