日本一を勝ち取った楽天の星野監督は勝利インタビューでこう言いました。「雀の涙でも癒してあげたいと思っていました。」 少しでも被災者が癒され、慰められ、励まされるようにという思いで一丸となったチームに、多くの人が心を動かされました。そして喜ぶ被災者の方々を見るのはとても嬉しいことでした。
愛する人が慰められるように、、、使徒達もまた迫害や混乱の中でもがいていた初期教会の兄弟姉妹を励まし、慰めの手紙を書き送りました。「そうだな、そうだな、つらいな、わかるよ。でも大丈夫、大丈夫、わたしたちの主イエスと父が、永遠の慰めを与えて下さるから」(2.16)
わたしたちは何歳になっても慰めと励ましを必要としています。今日は調子がよくても、明日は分からない。何度も転んで、何度も失敗して、その都度泣きついて、慰めを求めます。
それで良いのです。復活のキリストは「忍耐」のお方です(3.5)。使徒達が何度も何度も互いに慰め合い、励まし合って信仰を守り伝えて来たように、キリストの霊もまた何度も何度も慰め、励まし、強めてくださいます。だから「何度でも終わりのない」永遠の慰めなのです。
そうして主の慰めに頼って十字架を背負う人は、最期には神の命が満ち溢れる「永遠」の慰めに入る。主がそう導いて下さるのです。