幼い頃キャンプで太い木で焚き火をしたことを思い出します。寝る前には確かに水で消したのに、朝起きて父親が息を吹きこんでみると、不思議な事にまた燃え出した。消えたと思っていたのに、実は一晩中くすぶっていた。
信仰もまた同じです。確かな信仰を持っているのかどうか、問われれば自信がなくなります。まして夢も希望も失った暗闇では「もう消えてしまったよ、、、」と思い込んでしまう。もしくは、「あの人のように強い信仰が持てればなぁ」と人と比べてしまうこともあります。
でも本当は、そんなあなたの中にも確かに信仰はあって、その火はまだ消えていないんだ、と使徒書は励まします。「からし種」のような火種があれば、もうそれで十二分に生きる力になる、とイエス様も教えました。ただ、息を吹き込んで「再び燃え立たせれるように」と。あなたの中に与えられた神の賜物を、その瞬間瞬間で燃え立たせなさい。祈りと聖霊の息吹で、と。
あなたにこの火種が確かに与えられたことの証拠は、使徒達から受け継いだ按手(堅信)です。どんなに自分を疑ってもいい、しかしあなたには、按手によって代々の人を活かして来た信仰が与えられている。この神の火種に息を吹き込もう。イエス様と一緒に、再び燃え立たせよう。