たとえ本当に小さいことでも、希望がなければ人は生きていくことができない。昨日より今日、今日より明日、少しでも良いことが実現するよう願うのは自然なこと。現代ポップス音楽はそんな小さい希望を歌うものが多い。
あなたは 人生に、自分に、何かを期待する、何かの希望を持つことあるでしょうか?
コロサイの信徒への手紙は声を大にして歌います。「多いにある! 神の命、復活のキリストはあなたに与えられる。この希望はどんな誹謗中傷、どんな失敗や災害、病気や死によっても奪われない。しかもこの希望は未来だけではなく、あなたがこの世に生きる今も、天に蓄えられている。ここに生きる力の源がある。この希望と繋がって地上を生きるわたしたちは神が共にいて下さることを信じて、自分をを尽くして人を愛することができるんだ」と。
「サマリア人の譬え」に現れた愛は、天国の希望に基づく愛です。人を動かす神の力です。信仰と愛は神の希望に基づいています。天という神の次元で復活の主に出会い、交わる。そんな希望に生かされているからこそ、人目も立場も損失も考えないで人を愛することができる。目の前の人を大切にすることができる。そう生きられる可能性こそ、人の生きる希望です。
天の希望を、地上の人生で歌えますように。