「キリストと神学者」ジョルジュ•ルオー、油絵
顕現日は「みたり(三人)のはかせ(博士)」が星の導きを信じて巡礼を続け、とうとう救い主に出会う物語を祝います。彼らはどれだけ忍耐強く、神の導きと計画を信じて旅し続けていたのでしょう。
その意味は「神には人を導く計画がある」ということです。ユダヤの神が、いまや受肉において、私たち日本人を含む異邦人すべてを救いに導く。使徒パウロはその計画によって、世界の果てで命尽きるまで、イエスを語り続ける宣教旅行に出ます。神の計画を信じて。そして自分もまた、その計画の道具だと信じて。
人生の巡礼をゆく私たちにとって、星の輝きは「出会い」です。友、信仰の兄弟姉妹、先輩、先生、牧者、家族、、、みんな神があなたを救い主に導くために計画して輝かせていたのです。
もちろん「これは神の計画だ」と信じるのは自己責任です。誰にも強制できないし、間違うことの方が多い。導く星が見えない暗い夜も多く、神を見る視力も弱まっていく、、、。
しかしそれでも、使徒のように「私たちは神の計画のうちにある」と信じて進むしかない。そう信じて旅を続ける者だけが、主イエスに出会える。そしてイエス様に抱かれて「そう、あれもこれも、全て神様の計画だったんだよ」と教えてもらうのです。神の計画を信じよう。