「あなたがたのことで喜びにあふれています。」そんなふうに自分のことを思っていてくれる人がいるなら、それはどれだけの嬉しさ、慰め、励み、そして生きていく力の源になるでしょう。
使徒書でパウロは、離ればなれになった愛する兄弟姉妹への愛情を溢れんばかりに伝えようとしています。あなたとの出会いを神に感謝し、そしてもう一度、顔と顔を合わせ、苦難の中にいる「あなたに会いたい」と切望しています。
パウロにとってそれは主イエスが再び来る日でした。「君と会おう。イエス様が来て、わたしたちを強め、癒し、喜びに満ちあふれさて下さる日に」と。まるで「信徒の集いでお会いしましょう」というように愛の手紙を書くのです。
イエス様が再び来る日は、審判の日でもあります。しかしそれより先に、愛する兄弟姉妹が、顔と顔を合わせ、膝を交えて、一緒に抱き合って、今まで導いて下さった神に感謝する日です。
主イエスが来られる。主イエス様は、愛するあなたへの喜びと感謝に溢れて、愛するあなたに「会いたい」のです。そして愛するあなたに出会うため、神はあなたと全く同じ一人の弱い人間の赤ちゃんとなってこの世に来たのです。
クリスマスの夜、胸に抱く赤ん坊の顔の中から、神はあなたに会いに来られます。あなたを喜びと思う神が、あなたと共に感謝するために。偉大なその夜のため、愛によって準備しよう。