足の裏の埃を払い落としなさい (マルコ6:11)
小学生なら「えんがちょ」でしょうか、「縁を切れ」とイエスが言うのにびっくりします。
簡単に縁を切ってはいけません。「共に寄り添おう」とすべきです。しかし福音宣教においてイエス様は、ユダヤ人が異教の地から帰ってきた時の儀式をもって「縁を切っていい」という。もちろん「人を呪え、憎め」ではない。
そうではなく、あなた自身の執着を切れ、と。自分が一生懸命にしても、思う通りの反応や結果が帰ってこない場合がある。いや、その方が多い。そんな人生で、人の評価や反応を求めるな。人の心を動かせると思い込むな。人の心は自分にしか動かせないのだ。拒絶や、悪い結果に執着して力を落とすな、と。
することをしたなら、もうお前に責任はない。結果に執着するな。あとはわたしの責任。わたしが何とかする。わたしが守る。お前は執着を捨て、ただ父の御心を続けなさい、と。
伝道や生活で、拒絶や失敗は怖いものです。イエス様はその恐れをよく知って、語りかけられました。「人をも何をも恐れるな。わたしこそ最も拒絶され、実りを見ず、不安のど真ん中で死んで、それでも父に信頼して、復活したんだ。あなたは自分の力で生きているんじゃない。わたしの力で生きているんだ」と。