からし菜畑に休む黒い鳥、カリフォルニア
神の国はからし種のよう•••どんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れる
マルコ福音書4:32
なんで「よらば大樹の陰」でなくて「野菜の陰」? とうすうす思ってしまいます。まして、旧約聖書が語るのは、レバノンの大杉。大きくて立派で頼りがいがあって全ての鳥が巣をつくる大樹。それにくらべて、なんだ、野菜の葉の陰なんて、、、と思います。
でもこれは父の日にぴったりかもしれません。子どものためにわたしは、いつも強くて安心を与え続ける大樹のようでありたい。でも、しかし、現実は菜の花のように弱くすぐに折れてしまう自分がいる。そしてイエスと一緒に天を仰いで祈るのです。こんなわたしの陰にも、安心の居場所を、子どもが、家族が見つけることができますように。
イエスは立派な大樹でなく、からし菜畑、それも最初は小さな種でした。大樹と比べれば「ただの野菜」、しかしその葉の陰には小鳥達が安心する居場所があるのです。
神の国では、人には無視されるような小さい種が、安らぎの居場所に成長していきます。主の十字架が人の救いとなったように。
この見えない神の成長の働きの音に耳を澄まそう。この自分、この教会、という小さい種のうちに既に働く神の音に。